コスプレイベントは、好きなキャラクターになりきったり、素敵なコスプレを写真撮影したりと、
多くの人が趣味を楽しめる場所です。
コスプレイベントの素敵な空間は、参加者それぞれが適切なマナーを守ることで、
全員が気持ちよく過ごせる環境が保たれています。
コスプレイベント初心者の方は
「これをやったらダメなの?」
「知らずに迷惑をかけてしまわないか不安」
といった心配を抱くこともあるでしょう。
この記事では、コスプレイヤー・カメラマン・一般参加者それぞれの立場で
知っておきたい注意事項を詳しく解説します。
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参加者全員が知っておきたい、
について、それぞれ詳しく解説します。
コスプレイベント会場で、大声の会話や騒がしい行動は控えましょう。
特に撮影中の参加者がいる場合は、声のトーンを下げるといった配慮が欠かせません。
会場内を走り回ったり、他の参加者の通行を妨げたりするような行動も避けましょう。
イベント会場は限られたスペースの中で多くの人が活動しているため、一人ひとりの心がけが全体の快適度に直結します。
イベント会場では、自分のゴミは持ち帰るのが基本です。
飲食物の包装紙や小道具の包装材など、どんな小さなゴミも持ち帰りましょう。
ゴミ箱が設置されていない場合もあるため、小さなゴミ袋を用意しておくとより快適に過ごせます。
次回も同じ会場でイベントが開催できるよう、環境にも配慮しましょう。
イベントスタッフは、参加者全員の安全と快適さを保つために活動しています。
スタッフから指示があった場合は必ず従いましょう。
「少しくらいなら大丈夫」という個人の判断は、大きなトラブルの原因に繋がることも。
分からないことがある場合は、自己判断せず、まずはスタッフに相談しましょう。
撮影した写真や動画をSNSに投稿する際は、
被写体のコスプレイヤーから必ず許可を得るようにしましょう。
撮影の許可を得ていても、SNS投稿については別途確認が必要です。
また、
についても事前に確認しておきましょう。
後々のトラブルを避けるため、撮影時に確認しておくのがおすすめです。
メインのコスプレイヤー以外にも、背景に他のコスプレイヤーや通行人が写り込んでしまう場合があります。
写り込んだ人の顔が判別できる場合は、投稿前にその人に許可を取るか、顔部分にモザイクやスタンプで加工を施すなどの配慮をしましょう。
人が密集している会場では、意図せず多くの人が写り込んでしまいます。
撮影角度を工夫したり、人の少ない場所を選んだりするなどの配慮も大切です。
コスプレイヤーが知っておきたい、
について、解説します。
人気の撮影スポットは、多くのコスプレイヤーが撮影の順番を待っています。
1ヶ所での撮影は15〜20分程度を目安に、他の参加者にも場所を譲るよう心がけましょう。
大型の背景セットや特殊な照明が必要な撮影の場合は、
が欠かせません。
撮影に集中するあまり、通路をふさぎ、ほかの参加者の通行を妨げてしまわないよう注意しましょう。
大きく広がる衣装や、複数人でのグループ撮影の際は、できるだけ短時間で済ませる工夫をしたり、邪魔になっていないか周囲をこまめに確認するなど配慮を忘れずに。
撮影場所を選ぶ際は、「ここで撮影してもほかの人の迷惑にならないか」を常に確認することが大切です。
撮影の依頼を受けた際、体調や時間の都合で断りたい場合は、依頼を断っても大丈夫です。
断るときは「今は体調が優れないので」「時間の都合で」など、理由を簡潔に伝えるのがおすすめです。
断ってもしつこく付きまとわれる場合は、スタッフへ助けを求めるようにしてください。
逆に、自身が撮影を断られた場合も素直に受け入れることが大切です。
理由を詮索する、しつこく頼むなどの行為は相手を困らせてしまうので避けましょう。
などは、多くのコスプレイベントで持ち込みが禁止されています。
安全性を最優先に考えて小道具を選びましょう。
事前にイベントの規約を確認し、不明な点があれば主催者に問い合わせてみてください。
露出度の高いコスプレは、イベントのルールを必ず確認しましょう。
移動時には、ラッシュガードやカーディガンで肌を覆うといった配慮も必要です。
更衣室は限られたスペースを大人数で共有する場所です。
荷物は必要最小限に留め、使用後は次の人のためにスペースを綺麗にしてから退室しましょう。
カメラマンが知っておきたい、
について、解説します。
撮影の際は、必ず事前にコスプレイヤーに許可を取りましょう。
「少し離れているから大丈夫」「背景に写るだけだから」など、自己判断はNGです。
許可を求める際は、相手が話しやすいよう適切な距離を保ち、丁寧に声をかけてみてください。
忙しそうなときや撮影中のときは、タイミングを見計らって声かけを行いましょう。
など、撮影内容は事前に伝えるのが基本です。
また、SNS投稿の予定がある場合はこの段階で確認しておきましょう。
撮影場所も、
など、具体的な指示で相手が理解しやすいよう配慮しましょう。
撮影を断られた場合は、相手に理由を問いただしたりせず、素直に受け入れましょう。
「分かりました。ありがとうございます。」と丁寧にお礼を述べて、その場を離れるのがマナーです。
時間を置いて再度お願いしたり、他の人を通じて頼んだりするのも相手に不快な思いをさせてしまいます。
1度撮影を断られた場合、諦める潔さが大切です。
撮影時は、相手が不快に感じないようパーソナルスペースを守り、適切な距離を保ちましょう。
社会距離と呼ばれる、会話はできるものの相手に手が届かない120~360cm程度の距離での会話がおすすめです。
撮影中に必要以上に接近し、相手のパーソナルスペースを侵害しないよう注意が必要です。
適切な距離感を保ち、お互いが快適な撮影を楽しみましょう。
人気の撮影スポットの長時間の占有や大量の機材で場所を取り続ける行為は、ほかの参加者の迷惑になります。
撮影は効率よく進め、使用しない機材は適切に管理しましょう。
三脚やライティング機材を使用する場合は、事前にイベントルールを確認し、ほかの参加者の通行の妨げにならないよう配置しましょう。
撮影に夢中になると、周囲への配慮を忘れがちです。
フラッシュ使用前にも周囲確認を忘れずに。
撮影時に許可を得ていても、SNS投稿については改めて確認を取るとより安心です。
投稿するプラットフォームや公開範囲についても明確に伝え、相手の了解を得てから投稿しましょう。
連絡先を交換していると、撮影から時間が経っていてもコスプレイヤーに確認できるため、連絡できる手段を確保しておくのもおすすめです。
連絡手段は個人的なメールアドレスやLINEではなく、SNSアカウントにしましょう。
写真の加工や編集を行う際は、相手の意図しない変更を避けるため、どの程度の加工を予定しているかを事前に伝えておきましょう。
トラブルを避けるため、顔や体型に関わる加工は、相手に確認を取ってから行うと安心です。
色調補正や背景の調整程度の軽微な加工でも、可能な限り事前に相手の意向を確認しておくといいですね。
撮影した写真を許可なく商用利用したり、第三者に販売したりするのは避けましょう。
写真集やグッズ制作などに使用する場合も、事前に相手の許可を得る必要があります。
個人的な楽しみの範囲を超える使用については、きちんと契約書を交わし、お互いが納得できる形で進めましょう。
一般参加者が知っておきたい、
について、解説します。
コスプレイヤーを撮影する際は、必ず事前に許可を取るようにしましょう。
「遠くから撮るから大丈夫」「顔が写らなければ問題ない」という考えは間違いです。
撮影許可を求める場合、相手が対応しやすいタイミングを見計らって「すごく素敵ですね。撮影させていただいてもいいですか?」と丁寧に声をかけましょう。
撮影後のお礼も忘れずに。
撮影許可のお願いは、食事中やほかの人との交流中などは避けるなど、声をかけましょう。
スマートフォンは手軽に撮影できる反面、無断撮影に使われやすいツールでもあります。
「シャッター音を消せば分からない」「動画なら音がしない」などの理由で盗撮を行うのは絶対に辞めましょう。
盗撮行為は法的な問題に発展し、イベント出入り禁止や警察沙汰になることもあります。
周囲の参加者からも厳しい目で見られ、コスプレコミュニティ全体で自身の信頼を損なう行為です。
撮影許可を取る際は、以下を明確に伝えましょう。
コスプレイヤーが疲れている様子であれば、無理にお願いしない柔軟さも大切です。
多くのイベントでは、撮影可能なエリアと一般エリアが分かれています。
エリアが不明な場合は、スタッフに確認したり、他の参加者の様子を観察してみてくださいね。
ルールを守って、快適なイベント環境を保ちましょう。
撮影が行われている場所の前を通る際は、撮影の妨げにならないように移動しましょう。
カメラの前を横切らない、撮影中に大きな音を立てないなどの配慮が必要です。
撮影を見学する際も適切な距離を保ち、撮影者やコスプレイヤーのプライベートスペースを侵害しないよう気を付けましょう。
コスプレイヤーに声をかける際は、適切な距離を保ちましょう。
必要以上に接近したり、相手が嫌がっているにもかかわらず話しかけ続けたりするのは迷惑行為です。
プライベートな質問や、過度な褒め言葉は相手を不快にさせる可能性があります。
節度を保った距離感でのコミュニケーションを心がけてみてください。
「撮影しないから見るだけなら問題ない」
→ この考えもトラブルの原因になり得ます。
至近距離でじっと見続ける行為は不快感を与えることがあります。
適切な距離を保ち、長時間の凝視は避けましょう。
また、
なども失礼にあたります。周囲への配慮を忘れずに。
撮影許可を得た写真であっても、友人や家族に送信する際は注意が必要です。
撮影時に「個人的な記念」として許可を得た場合、第三者への共有は許可の範囲を超えている可能性があります。
写真を他の人と共有したい場合は、撮影時に「友人にも見せたい」旨を伝えて許可を得るか、事後に連絡を取って確認すると安心です。
ここからは、コスプレイベントでよく起こるトラブルを
のジャンルに分けて紹介します。
最も多いトラブルの1つが、撮影許可を巡る問題です。
「撮影は許可したが、SNS投稿は許可していない(“撮影OK=SNS投稿OK”と誤解)」
「個人的な記念として撮影を許可したのに、商用利用された」
といったケースが発生しています。
トラブルを避けるポイント:
人気の撮影スポットでは、場所取りを巡るトラブルが発生します。
「先に待っていたのに割り込まれた」
「機材で場所を占有されて使えない」
などの問題がよく見られます。
トラブル回避のコツ:
撮影後のSNS投稿を巡るトラブルも増加しています。
「投稿許可は出したが、想定以上に多くの人に見られた」
「加工されすぎて別人のようになっていた」
防止策:
コスプレイヤーから誤タグや望まない表記を指摘された場合は、速やかに修正・謝罪・再発防止を明言しましょう。
トラブルが発生した際は、イベントスタッフに相談しましょう。
スタッフは中立的な立場でトラブルの仲裁を行い、適切な解決策を提案してくれます。
相談時のポイント:
当事者同士で解決を図る場合は、感情的な議論は避け、事実に基づいた冷静な話し合いを心がけましょう。
周囲の参加者に迷惑をかけないよう、人の少ない場所で話し合うか、会場外で時間を設けて解決を図りましょう。
解決が難しいと感じた場合は、無理をせずスタッフへ相談を。
スタッフでも対応が難しい場合や、明らかな迷惑行為・犯罪行為を受けた場合は、迷わず警察などの公的機関に相談してください。
安全を最優先に、我慢せず助けを求めることが大切です。
コスプレイベントは、参加者一人ひとりのマナーによって成り立っています。
今回紹介した注意事項を守れば、
より安全で楽しいイベント体験ができるはずです。
ルールを守ることは、あなた自身と周囲の楽しさを守ることに繋がります。
思いやりを持って、気持ちの良い1日を過ごしましょう。
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