「コスプレ衣装は高くて手が出ない」「自分でコスプレ衣装を作ってみたい!」と思っていませんか。
この記事では、安心してコスプレ衣装づくりをスタートするために衣装作りに必要な道具やあると便利な厳選アイテムを解説します。
手縫いでもコスプレ衣装は作れるのか、衣装作りの失敗あるあるもチェックしてみてください。
コスプレ衣装作り初心者がまずは揃えておきたい、コスプレ衣装作りに必須の道具を紹介します。
道具の選び方や使い方、なぜ必要なのかもチェックしてみてくださいね。
布用はさみは、裁ちばさみとも呼ばれます。布を真っ直ぐ、きれいに裁断するための道具です。
左利き用もあるので、自身の利き手に合わせて選びましょう。
名前の通り、布専用のはさみなので、紙や糸は切らないようにしましょう。
布よりも硬い紙や糸を切っていると、ハサミの刃に細かい傷が入ってしまうため、切れ味が悪くなったり、布を切るときに布を傷つけてしまう可能性があります。
縫い終わりの糸やしつけ糸などをカットするために、小回りのきく”糸切りばさみ”も用意しておくのがおすすめです。
縫い針と糸は、布を縫い合わせるために必要な基本的な道具で、布を繋ぎ合わせるために欠かせません。
【手縫い針】
一般的にメリケン針と和針の2種類がよく使われます。
メリケン針は長さや太さによって、1~12号のサイズに分けられます。
数字が小さいほど長く太く、数字が大きいほど短く細い針です。
和針は、三ノ三や四ノ三のように表記され、前の数字が太さ、後ろの数字が長さを表しています。
がぴったりです。
厚い布には太い針、薄い布には細い針を用いるのが基本。
初心者さんが始めに購入する手縫い針は、長くて太い針と短くて細い針がおすすめです。
💡糸通しが苦手な初心者さん向けに、ワンタッチ針という便利グッズもあります
https://jp.daisonet.com/products/4550480255392?srsltid=AfmBOooWy8Sk2-cxjBj292eMfunOTzJkkJ9HENRvT7sxr8eT8nvHjZ7W
【糸】
布の素材や色に合わせた糸を選び、縫い合わせる部分を固定するために活用します。
糸には、ポリエステル・ナイロン・麻・木綿などの素材があり布の素材や色に合わせた糸を選びぶのがおすすめです。
素材と同時に、細口(普通地用)・太口(厚地用)といった糸の太さのチェックも欠かせません。
厚い生地を縫う以外は、細口(普通地用)で問題ありません。
色は衣装の色に合わせて選びましょう。布と同色系で少し濃いめの糸を選ぶと、縫い目が目立ちにくくなります。
待ち針は縫い合わせのときに布がズレるのを防ぎ、正確に縫い進めるために用います。
布がズレるのを防げるため、初心者さんは待ち針を必ず活用しましょう。
厚地には針が曲がりにくい太いサイズ、薄地~ から普通地は布に大きな穴が開かない細いサイズがおすすめです。
アイロンがあたっても溶けないガラス玉待ち針というものがあります。
針の使用を控えたい人は、裁縫用の仮止めクリップの活用がおすすめです。
仮止めクリップは、
のがメリットです。
※手縫い針や待ち針は紛失するとケガにも繋がるので、針山を使用する、使用前後で本数の確認をするなど注意が必要
リッパーは縫い目をきれいに、素早くほどくための道具です。
主な使用用途は、
があげられます。
小さな刃のタイプは薄手の生地や縫い目の細かいものに、大きな刃のタイプは厚地の縫い糸を切るときに活躍します。
先端には生地を傷つけないために、小さな赤い玉がついています。
チャコペン・チャコシート共に、型紙の線を布に正確に写したり、縫い合わせる位置の目印をつけたりするための道具です。
印をつけると、より正確に裁断・縫製ができます。
【チャコペン】
鉛筆・シャーペン・ペン・チョークなど形状はさまざまで、サイズは太・細・極細などが展開されています。
ピンク・ブルー・紫などカラー展開も豊富ですが、布と同じ色は印が見えづらいので注意が必要です。
商品ごとに消え方はさまざまで、
のようなタイプがあります。
【チャコシート】
写したい型紙の下に敷いて、柄の先に小さい歯車状の刃が付いたルレットでなぞると布に印をつけられる道具で、チャコシートには必ずルレットが必要です。
広範囲の印付けに便利です。
サイズを測ったり、布を裁断する線を引いたりするのに必要な道具です。
衣装のフィット感や美しいシルエットは、正確な採寸と線引きで生み出されます。
定規は布を裁断する際の直線を引きたい時や、縫い代を測る際に使います。
透明で、方眼と呼ばれる目盛りが入っている方眼定規がおすすめです。
メジャーは体のサイズを測ったり、曲線部分の長さを測ったりするのに用います。
柔らかく、体のラインにフィットしやすいものを選びましょう。
裁縫箱は、散らばりがちな糸・針・はさみなどの裁縫道具をまとめて収納できる道具です。
一ヶ所にまとめて収納していると、必要な時にすぐに取り出せて作業効率が上がります。
針やはさみをきちんと収納しておけば、思わぬケガを防げるのもメリットです。
収納力があり、整理しやすい仕切りが付いているものを選ぶと便利です。
お気に入りのデザインの裁縫箱を見つけて、コスプレ衣装作りのモチベーションをアップさせましょう。
一気にすべての道具を揃えるのが大変という人は、学生のときに使っていた裁縫セットを活用するのもおすすめです。
アイロンは、縫い代を割る・折り目をつける・接着芯を貼るなど、縫製中の様々な工程で活躍します。
シワを伸ばすのはもちろん、アイロンをかけると縫い目が落ち着き、美しい仕上がりになります。
布用接着剤は、アイロンを使うとより素早く接着できるものもあります。
アイロン台は、
などの役割を持っています。
アイロン台は、きれい・効率的・安全にアイロンがけするための道具です。
基本のアイテム以外に、持っていると格段に作業がしやすくなる便利アイテムをピックアップしました。
ここからは、持っておくと便利なアイテムの使い方を解説します。
型紙があれば、ゼロからデザインを考えたりサイズ調整に悩んだりする必要がありません。
手軽に本格的な衣装作りに挑戦できます。
作るために必要な布の量が書いてある型紙が多いので、この服を作るのにどのくらいの布を買ったらいい?という悩みも解決しやすいです。
裁断ミスも減らせ、布を無駄にする可能性が抑えられるのもメリットです。
型紙はコスプレ用や洋裁用など、さまざまな種類が販売またはネット上で公開されているので、作りたい衣装のデザインに近いものを選びましょう。
型紙を布に写すときは、ハトロン紙と呼ばれる薄い紙に写し取り、上からルレット(歯車状のローラー)でなぞって布に印をつけるのが一般的です。
接着芯は、布にハリ・厚み・強度を持たせるための道具です。
アイロンを使って熱を加えると、布に貼り付けられます。
接着芯を貼った布は、型崩れしにくく美しいシルエットが保てます。
接着芯の種類
特徴 | 使用用途 | |
---|---|---|
不織布 | 洗濯をしても縮みにくい | ・ハリやコシを出したい ・形を安定させたい |
織り布 | 生地なじみがよい | ・自然な立体感を出したい ・布地の風合いを活かしたい |
編み布 | 伸縮性があり、柔らかな仕上がり | ・伸縮性のある生地におすすめ ・ごわつきにくい |
両面接着芯 | 表と裏の両面に接着樹脂(のり)が付いている | ・布にモチーフを固定したい ・布同士を貼り合わせたい |
コスプレ衣装作り初心者にも扱いやすい不織布から試してみるのがおすすめです。
ロータリーカッターは、布を直線に・大量に・素早くカットするのに便利な道具です。
生地を動かさずにカットできます。
直線はもちろん、エリやソデのような曲線部分もカットしやすいほか、布のきわギリギリをカットでき、誤差が少ないのもメリット。
ハサミで切るよりも正確できれいな切り口なのが特徴です。
刃の直径は、28mm・45mm・60mmなどがあります。
コスプレ衣装作り初心者の人には、小回りが利き使いやすく替え刃の価格が手頃な28mmがおすすめです。
円形のカッター刃を転がして布をカットするため、カッターマットも合わせて用意しましょう。
グルーガン・布用接着剤は、縫い付けが難しい小さなパーツや、細かい装飾を布に固定するときに活躍する道具です。
貼り付けるだけと手軽で、手縫いの手間を省き作業時間を短縮できるのが魅力です。
グルーガンは、スティック状の接着剤(グルースティック)を熱で溶かし、溶けた接着剤を押し出して使用する工具。
冷えるとすぐに固まるため、さまざまな素材を接着できます。
工具ですが、100円ショップで購入できるのも魅力です。
コスプレ衣装の装飾のほか、小物製作やDIYなど幅広い場面も活躍します。
布用接着剤は、針・糸・ミシンがなくても裁縫が楽しめる道具です。
縫うよりも強力に接着でき、接着した衣装が洗濯できるのもうれしいポイント。
💡瞬間接着剤は布に使うと、急激な発熱で火傷や火事につながる可能性があるので、必ず布用接着剤を活用しましょう。
ミシンを持っていないからといって、コスプレ衣装作りを諦めていませんか。
ミシンの必要性や、手縫いでどこまでできるのかを解説します。
ミシンがなくても、針と糸があれば布は縫い合わせられます。
ミシンを活用するよりも手縫いは時間と手間はかかりますが、丁寧に作業すればミシンに劣らないクオリティの衣装を作れます。
まずは、小物・マント・ベスト・スカート・ヘアアクセサリーなど、装飾が少なく複雑でないコスプレ衣装から挑戦してみるのがおすすめです。
手縫いに慣れている人のなかには、すべてのコスプレ衣装を手縫いで作るコスプレイヤーもいます。
ミシンを導入するメリットは、
があげられます。
複雑なデザインや本格的な仕上がりを目指す人は、ミシンの導入を検討してみてください。
初めてのミシンは、直線縫いやジグザグ縫いなど、最低限の機能が備わっていれば十分です。
フットコントローラーでスピード調整ができるタイプや、自動糸通し機能、ボタンホールを作れる機能などがあると便利ですよ。
ミシンを導入するデメリットは、
があげられます。
メリットと同時にデメリットも押さえて、ミシンを導入するかどうかを決めましょう。
初めてのコスプレ衣装作りには、失敗がつきもの。事前に失敗を確認して、対策しておきましょう。
生地選びはコスプレ衣装の命といっても過言ではありません。
生地選びの失敗は、
があげられます。
涼し気な衣装のキャラクターのコスプレに厚手の生地を選んでしまい、ゴワゴワした仕上がりになってしまったり、光沢感がイメージと違ったりすると台無しです。
すべりやすく縫いにくいサテン生地や、合皮のようなすべりにくく縫い目が目立ちやすい生地を選んでしまい縫製に苦労する場合もあります。
必要な生地の長さの計算ミスで、買い足しに走る・ほかのキャラクターに活用できない生地が大量に余ってしまうのもよくある失敗です。
生地選びの失敗を避けるためには、
するようにしましょう。
サイズ・型紙選びの失敗は、
があげられます。
自分のサイズを測り間違えたり、型紙のサイズ感を把握していなかったりしたままコスプレ衣装を作ると、キツかったりブカブカの仕上がりになってしまいます。
サイズ・型紙の失敗を避けるためには、
するようにしましょう。
縫製の失敗は、
があげられます。
縫い目がガタガタ・曲がっていると、コスプレ衣装が残念な仕上がりに。
縫い始めや縫い終わりの返し縫いを忘れてしまうと、コスプレ衣装を着ているうちに縫い目がほどけてしまいます。
縫製の失敗を避けるためには、
ようにしましょう。
装飾・小物失敗は、
があげられます。
グルーガンや接着剤を大量に使いすぎてしまうと、衣装にシミができ汚れが目立ってしまうケースも。
しっかり接着できていない、接着剤の種類が合っていないと、イベント中に装飾が落ちてしまいます
強度が足りない武器や小道具は、イベント中に壊れてしまう可能性もあります。
装飾・小物の失敗を避けるためには、
ようにしましょう。
その他の失敗は、
があげられます。
衣装作りが初めてで、難しい工程や失敗してしまうとモチベーションがダウン。
計画を立てずに衣装作りを始めると、予想外のトラブルで時間が足りなくなり徹夜で作業をしなければならない可能性があります。
部屋が散らかり、作業スペースがカオスな状態になってしまうと、道具を探すために時間をロスしてしまいます。
その他の失敗を避けるためには、
ようにしましょう。
コスプレ衣装作りは、難しそうに見えるかもしれません。
しかし、今回紹介した基本的な裁縫道具と、あると便利なアイテムを揃えれば、コスプレ衣装作り初心者さんでも安心してスタートできます。
一歩踏み出して、大好きなキャラクターへの愛を形にしてみませんか?
自分だけの好きが詰まった、世界に一つだけのコスプレ衣装をぜひ作り上げてみてくださいね!
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