
冬のコミックマーケット(冬コミ)は、最大規模の同人誌即売会で全国からコスプレイヤーやファンが集う一大イベント。
東京ビッグサイトがある湾岸エリアは想像以上に寒く、体感温度が0℃近くに感じることもあります。
長時間の待機列や屋外撮影では、しっかりとした寒さ対策が欠かせません。
この記事では、冬コミは何時から並ぶの?コスプレの防寒はどうすれば?といった疑問について解説していきます。
冬コミの寒さを乗り切るための準備方法と持ち物リストを紹介するので、参考にしてみてくださいね。

2025年の冬コミ(コミックマーケット107)は、例年通り東京ビッグサイト(有明)で開催します。
開催日 | 2025年12月30~31日 |
|---|---|
開催場所 | 有明・東京国際展示場 (東京ビッグサイト) |
住所 | 東京都江東区有明3-11-1 |
サークル |
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企業ブース |
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更衣室 |
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コスプレエリア |
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開催時間は1日目と2日目で異なるので注意しましょう。
開催時間 | |
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出展サークル | 10:30~16:00 |
企業ブース | 10:30~17:00※2日目は16:00 |
更衣室 | 10:30~17:30 ※コスプレエリアは16:30終了(2日目は16:00) |

コスプレのために、防寒よりも見た目を優先しがちですが、見た目の完成度を保ちながら寒さをどう乗り切るかが大きな課題です。
冷たい海風と地面の冷気にさらされる屋外撮影では、すぐに体が冷えきってしまいます。
屋外撮影では、風・地面の冷え・長時間待機による冷え対策が欠かせません。
ここでは、コスプレ衣装を崩さず快適に過ごすための防寒アイテムを紹介します。
衣装の下に発熱インナーを仕込むと、体感温度が数度アップします。
露出の多い衣装でも、極薄タイプやライトベージュのインナーを選べば違和感なく着用できます。
下半身は特に冷えやすいので、裏起毛タイツ・ストッキングを活用するのがおすすめです。
足をを見せるキャラでは、ライトベージュタイツに網タイツを重ねる二重構造にすると自然です。
足元は靴用カイロをインソール下に貼ると、立ちっぱなしでも足元が冷えにくくなります。
発熱インナーは、吸湿発熱素材&伸縮性を兼ね備えたものがぴったり。
汗や水蒸気を吸収して発熱するのが吸湿発熱素材の特徴です。
コスプレ衣装のカラーや素材によっては透けてしまうので、事前に鏡や写真で確認しておきましょう。
更衣室を出る前に、カイロを背中・お腹・腰の3点に貼っておくと全身がぽかぽかとあたたまりやすいのでおすすめです。
足用カイロは、発熱が穏やかな靴底タイプを選ぶのが安心です。
移動中は防寒アウターを着用し、風の直撃を避けましょう。
撮影の合間にホットドリンクを飲んで、体を内側からあたためると体の冷えを軽減できますよ。
汗をかいたらタオルですぐに拭き、汗冷え防止のため、屋内に入って撮影を楽しみましょう。
冬の屋外撮影は、乾燥と風でウィッグが絡む・肌が粉を吹くなどのトラブルが発生しやすい環境です。
寒さによるメイク崩れを防ぐためにも、保湿と静電気対策をセットで行いましょう。
✓メイク前のケア
✓撮影中のメイク直し
✓ウィッグの寒風・静電気対策
冷たい風の日ほど、メイクやウィッグのケアが仕上がりを左右するため、気になる方は対策を取り入れてみてください。

冬コミのコスプレ参加者は、衣装やメイク道具など荷物が多くなりがち。
寒さ対策のほかトラブル対応にも備えて、持って行ってよかったと思える必需品をまとめておきましょう。
ここからは、冬コミにコスプレ参加する人の必需品・寒さ対策などについて紹介します。
必ず必要な持ち物は以下の通りです。
冬コミの屋外撮影では寒さが最大の敵。
衣装を崩さずに暖を取るためのアイテムも必須です。
屋外では風や動きで衣装トラブルが発生しがちです。
イベント中でも応急処置ができるよう、コンパクトなメンテナンスグッズを備えておきましょう。
長時間のイベントでは、あると便利なアイテムを用意しておくとより快適な時間を過ごせます。

冬コミでは、入場前に屋外の待機列で長時間を過ごします。
待機列の時間も、寒さとの戦いです。
冬コミの待機列は、早朝から約1〜2時間以上屋外で立ちっぱなし・座りっぱなしも珍しくありません。
風を遮るものが少なく、地面からの冷気と海風にさらされます。
しっかりと寒さ対策をしていないと、せっかくの冬コミで体調を崩してしまうので注意が必要です。
冬コミ会場の東京ビッグサイトは、海沿いに位置するため体感温度が実際の気温よりも3〜5℃低く感じやすい環境です。
朝6〜9時台は、体感0℃以下になることも。
寒さを我慢で乗り切るのではなく、あらかじめ寒さに備えておくことが大切です。
三首と呼ばれる、首・手首・足首は、血流の通り道。
三首を冷やすと、全身の体温が一気に奪われてしまいます。
首にはネックウォーマーやマフラー、手首は手袋、足首は厚手ソックスと靴用カイロを装備し、寒さを防ぎましょう。
手袋は、着用したままスマホが操作できるスマホ対応タイプが便利です。
冷え込む冬コミでは、体温を保つために内側からの対策も欠かせません。
スープ・紅茶・ココアなど、保温ボトルに入れたホットドリンクは体を温めるだけでなく、気分のリセットにも役立ちます。
ホットドリンクと同時に、しょうが・シナモン・ごぼう・れんこん・さつまいもなど、体をあたためる素材を活用したおやつも用意しておくのが
おすすめです。
近隣のコンビニは混雑して時間をロスしてしまう・在庫切れの可能性が高いので、事前に準備しておくとスムーズですよ。
用意しておきたい便利グッズは、
です。
1人分サイズの断熱マットを用意しておけば、座ったときの地面やコンクリートからの冷気を防げます。
寒さ対策だけでなく、直接地面に座りたくない人にもおすすめなアイテムです。
ブランケットやひざかけは風の侵入を防げ、移動するときにすぐに片づけられる手軽さも魅力です。
気づかぬうちにマスクが結露で不快になったりする場合もあります。
替えを用意しておくと安心ですよ。

冬コミに一般参加する場合も、長時間の屋外・混雑・寒さは避けられません。
快適にイベントを楽しむために、最低限の必需品・寒さ対策・あると便利な小物を用意しておきましょう。
一般参加の人が冬コミをストレスなく過ごすための持ち物をまとめています。
これがないと入場できない・当日困ってしまう基本アイテムです。
冬コミの朝はとにかく寒く、体温を奪われやすい環境です。
しっかりと防寒して、体調を崩さないようにしましょう。
あると助かるアイテムを用意し、より快適に冬コミを楽しみましょう。

冬コミは、参加前の準備や計画で満足度が大きく変化するイベントです。
特にコスプレ参加者や遠方から参加する人は、交通・更衣室・集合・休憩・買い物をどうするかを計画しておくと安心です。
ここでは、スケジュールを立てる際に押さえておきたいポイントをまとめました。
基本的に、新幹線・高速バスなどの交通機関は1年前から予約はできません。
飛行機は約1年前のタイミングで予約できます。
交通機関 | 一般的な予約可能時期 | おすすめの予約タイミング |
|---|---|---|
飛行機 |
| 6~8ヶ月前 ※キャンペーンによって、発売開始日が別途設定される場合も |
新幹線 | 1ヶ月前(乗車日の1ヶ月前の10:00) | 乗車日の1ヶ月前の10:00 |
高速バス | 1〜2ヶ月前 | 1〜2ヶ月前 |
宿泊施設は、1年前から予約できる場合もあります。
しかし、すべてのホテルが1年前から予約できるわけではありません。
予約開始期間は、
など、ホテルごとにバラバラです。
年末開催の冬コミは繁忙期と重なるため、予約開始日=争奪戦になりやすいのが特徴です。
まずは宿泊を予定しているホテルの公式サイトや電話でいつから予約できるのか確認しておきましょう。
ビッグサイトに近い有明・豊洲・東雲・国際展示場駅周辺は、争奪戦になりやすく発売直後に埋まってしまう場合も珍しくありません。
りんかい線・ゆりかもめにアクセスしやすい、新橋・汐留・品川などのエリアのホテルもチェックしてみるのがおすすめです。
冬コミは徹夜や深夜来場は、一切の例外なく禁止されています。
入場方法は、
があります。
入場開始時間 | 価格 | コスプレ更衣室利用 | |
|---|---|---|---|
アーリー入場 | 10:30~ | 5,000円 チケットペイを利用した抽選販売 | 別途コスプレ登録料500円が必要 |
更衣室先行入場 | A枠8:00~ | 3,000円 チケットペイを利用した抽選販売 | コスプレ登録料が含まれる |
午前入場 | 11:00~ | 1,210円 | 別途コスプレ登録料500円が必要 |
午後入場 | 12:30~ | 店舗440円 | 別途コスプレ登録料500円が必要 |
アーリー入場・更衣室先行入場のチケットは、申込数が販売予定数を超えた場合、抽選販売になります。
コミックマーケット107の抽選販売申し込みは、11月17日13:00~12月1日までです。
チケット名 | 待機列に並ぶ時間の目安 |
|---|---|
アーリー入場 | 9:30頃 |
更衣室先行入場 | A枠は8:00頃、B枠は9:30頃 |
午前入場 | 始発~7:00 |
午後入場 | 10:30頃 |
アーリー入場は10:30~入場できます。
一般より早い専用入場列に並ぶため、列の先頭と後方で入場時間に大きな変化はありません。
そのため、1時間前の9:30頃に並べば問題ありません。
更衣室先行入場は、A枠とB枠の2種類があります。
ため、各枠の入場開始時間を目安に並び始めるようにしましょう。
着替えた後は庭園コスプレエリア内で撮影が可能です。
ただし、庭園コスプレエリアからほかのホールへの移動は11:00~順次誘導が行われます。
午前入場チケットは、11:00~入場できます。
午前入場の待機列は、先頭と後方で入場時間に大きな差があります。
人気サークルのグッズで必ずゲットしたいものがある場合は、7:00までに並ぶことをお勧めします。
午後入場のチケット価格は、事前購入と当日会場での購入は2倍以上の差があります。
参加が決まった時点で、事前に購入するのがおすすめです。
例年待機列は10:30~に作られ始めるため、10:30頃に並び始めるようにしましょう。
特に狙っているものがなければ、急いで並ぶ必要はありませんよ。
コスプレ更衣室の利用時間はチケットの種類によって異なります。
更衣室先行入場チケット | A枠8:00~9:30まで B枠9:30~11:00まで ※帰りの着替えは17:30まで ※2日目は17:00まで |
|---|---|
そのほかのチケット | 10:30~17:30 |
コスプレエリアは1日目は16:30、2日目は16:00までです。
更衣室やコスプレエリアは事前にチェックしておきましょう。
更衣室の場所 | 会議棟 TFTホール |
|---|---|
コスプレエリア | 東8外 屋上展示場 庭園 西4の一部 など |
コミックマーケットC107では、更衣室の場所やコスプレエリアに一部変更があるため注意が必要です。
冬コミ会場内でも飲食は可能です。
ただし冬コミは参加者が非常に多く、狭い通路もあるため、混雑エリアでの飲食は他の参加者の迷惑になるため注意が必要です。
落ち着いて食事したい場合は休憩スペース・飲食店エリアを利用するのがおすすめです。
会場内での飲酒は禁止されているので注意してくださいね。
ビッグサイト内には、レストラン街がありコスプレしたままでも出入りできます。
ほかにも、会議棟・東展示棟・南展示棟ではコンビニや飲食店、西展示棟では飲食店が営業しているので、ゆっくり休憩したい人はチェックしてみてください。
必ず最新の注意事項を確認し、現地スタッフの指示に従うようにしましょうね。
ビックサイト周辺のコンビニや会場内の飲食店は混み合うので、列に並ぶのを避けたい場合は事前に軽食や飲み物を購入しておくのがおすすめですよ。
待機列やサークルの列に並びながら食べられるよう、ゼリー系飲料など携帯食を持ち歩く参加者も多いです。
コスプレのまま買い物をしても問題ありません。
ただし、冬コミは来場者が非常に多く、サークルスペースの通路も狭いため、衣装の動きやすさ・混雑・他の参加者への配慮を忘れないようにしましょう。
コスプレ衣装は、
といった可能性が考えられます。
サークル間の細い通路に来場者がひしめき合っている状況では非常に歩きづらく、危険を伴うため注意が必要です。
コスプレしているキャラクターによっては、視界が狭い・スカートの裾が広がって幅をとるなどの理由で混雑している場所ではぶつかって衣装や商品を破損してしまう可能性もあります。
写真撮影がメインの人は、買い物を撮影の後に回して、混雑を回避するのもおすすめです。
企業ブースは、アニメ・ゲーム・ホビー企業が一堂に集まり、最新グッズの先行販売や特別展示が行われています。
さらに、クオリティの高い公式レイヤーさんの登場や写真撮影などが楽しめ、見どころたっぷりです。
企業ブースの最大の特徴は、コミケ限定アイテムです。
など、ここでしか手に入らないものが並びます。
人気タイトルは午前中に売り切れることもあるので、絶対に買いたいものがある人は、早めの時間帯にチェックしておくのがおすすめです。

冬コミを快適に楽しむためには、前日の準備がとても大切です。
ここではチェックリスト形式で、前日の確認ポイントと当日の最終チェックをまとめました。
準備チェックリストを確認して、忘れ物があって入場できなかった、寒さで体調を崩してしまったなどの失敗を防ぎましょう。
前日までに、以下の1~6の項目をチェックしておきましょう。
①チケット・参加証の確認
②当日のスケジュール確認
③荷物の最終準備
④天気・気温の確認
⑤移動手段とルートの確認
混雑やダイヤ乱れに備え、代替ルートも1本用意しておくと安心です。
当日はチャージ機が混み合うため、前日までに交通系ICの残高をチャージしておきましょう。
⑥体調管理
当日の朝に準備をすると、忘れ物をしてしまいがちです。
必ず前日までに上記の項目を確認しておきましょう。
当日の朝は以下の内容をチェックしましょう。
①チケット・スマホ・財布の3点セット
②防寒対策の最終確認
③コスプレ関連の最終チェック
④混雑対策
⑤余裕を持った出発
早め早めの行動が、当日のストレスを軽減するポイントです。
冬コミは、朝の待機列や屋外での撮影など、寒さと長時間の移動が重なりやすいイベントです。
そのため、事前の準備としっかりした防寒対策が、当日の快適さを大きく左右します。
今回紹介した寒さ対策でしっかり防寒して、冬コミ2025を存分に楽しみましょう。